国際保健のこと


国際保健との出会い
国際協力に興味を持ち始め、その後に医療の道に進むことにしました。その頃にはまだ、国際保健という言葉は全く知りませんでした。
1996年3月、初めてカンボジアへ行きました。そこで、プノンペン市内及びその周辺地域で活動をしているNGO・GOの見学をさせていただきました。そこでの出会いがきっかけとなり仲間ができ、色々な情報が集まってくるようになって初めてその言葉と出会いました。

国際保健とは何か?
説明するのは簡単ではないのですが、「国際」という言葉をとりあえずとってみましょう。日本でも「保健・医療」に関する問題は山とあります。それら問題を国境を乗り越えて考えていくものだと思っています。

国際保健の仲間たち
1996年11月に神戸大学で開催された『第一回日本国際保健医療学生フォ−ラム』では、国際保健に興味を持つ学生達が全国から集まりました。参加者は約200名。私は分科会でNGO:現在はNPO(SHARE=国際保健協力市民の会)の活動紹介をさせていただきました。
これがきっかけで沢山の仲間ができ、今でもお互いに刺激し合っています。当時学生だった私たちは社会人となりそれぞれの道を歩んでいます。
フォ−ラムの代表を務めた医学生と一緒に、群馬県内で「医療系学生ネットワ−ク」を設立し、看護学校卒業まで活動していました。これは、学校の枠を越えて医療・福祉・保健等の分野で興味関心のあるテ−マについて学んだり、意見交換をしてお互いに刺激し合い、励ましあいながら将来の医療者としての視点を確立することを目的としたものです。

文献紹介
最近になってやっと少しずつ文献が増えてきました。今、手元にある本の一部を紹介しますね。
・『テキストブック 国際保健』郡司篤晃編 (日本評論社)
・『国際保健医療協力入門』小早川隆敏編 (国際協力出版会)
・『国際保健医療学』日本国際保健医療学会編 (杏林書院)
・『国際看護学入門』国際看護研究会編 (医学書院)
・『ナ−スの生きがい3〜国際保健医療協力の場で〜』稲岡光子他編 (真興交易医書出版部)
・『いのち・開発・NGO』池住義憲・若井晋監訳(新評論)
・『学び・未来・NGO』若井晋他編(新評論)
THE HESPERIAN FOUNDATION 出版の文献
●『Where there is no doctor』David Werner
・『Healping health workers learn』David Werner
・『Where women have no doctor』A.August Burns
・『A book for Midwives』Susan Klein
それぞれの本の説明を書けなくてすみません。途上国で活動しようとしている人は、英語の文献になってしまいますが、特に●がおすすめです。

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