日記 10月 

 10月10日(日) 我が家到着

 フランス旅行から帰ってきて久しぶりに我が家に着きました。
ホッとしたいところでしたが・・・
ハサミ虫(勝手に名前つけました)が大量発生していてびっくりしました。
セネガル人たちはその虫のことをハリゲンと呼んでいます。
尾の部分がハサミのようになっていて、暗くて狭いところが好きみたいです。何にでももぐりこんで
しまいます。びっくりしたのは、CDケ一スの中にびっしりと入っていたり、CDラジカセの中からも沢山でてきたり・・・どうしようもないくらいいっぱいです。時には刺されることもあります。フランスでせっかく虫刺されの跡が消えてくれたのに、また腕や足に沢山。私のいない間にネズミが大暴れしていたみたいで、大切な書類や連絡網などのプリント類が引きちぎられていました。おそるべし。早速部屋に殺虫剤をまいたり、布団を干したり、洗濯をしたり・・・旅の疲れを癒す間もなく動き回りました。

10月11日(月) 久しぶりの仕事

今日は妊婦健診の日です。診療所に行ったら20名以上の妊婦さんたちが待っていました。だいたい毎回25名前後です。
近隣の村からもやってきます。1回の健診料は100FCFA(20円)、尿検査(尿タンパクのみ)は50FCFA(10円)です。
こちらにも母子手帳はあるのですが、日本と違って有料です。一冊250FCFA(50円)です。健診料と比べてしまうとちょっとお高いですね。
健診を始めようとしたときに、かなり具合の悪い妊婦さんがやってきました。マラリアだそうです。早速点滴での治療が開始されました。そんなこともあり、健診はかなり遅くなってから始まり、いつもは13時前後に終了するところ14時すぎまでかかりました。

10月16日(土) ラマダン

ここパオスコトは、今日からラマダン(断食月)に入ったらしい。これから1ヶ月間日の出から日没まで飲食禁止。楽しみも断つそうです。最近は日中だいたい36〜8℃くらいになり、かなり暑いです。それなのに食べ物はおろか、水分まで摂らないというのは自分にはできないなぁと思いました。セネガル人たちは、頑張っています。「大丈夫!大丈夫!」なんて言っていますが、その表情は疲れきっています。昼過ぎは暑さも増し、さらに皆元気がなくなっていきます。そして、ごろごろと昼寝します。こんな感じでラマダン中は仕事になりません。
19時になると、食事開始です。最初は、コ一ヒ一とパンという軽い食事、次はパスタ類、その次はご飯ものでちょっと豪華に
いきます。夜遅くまで食べまくるらしいです。かなり体に悪いと思うのですが・・・。
せっかく休みが明けて活動再開した私ですが、まわりがだら〜んとしているのでラマダンが終わるのを待とうと思います。

10月20日(水) 水

水汲みのお手伝いさんが今日初めて病気のため休んでしまいました。水はとても重く、慣れない私には運ぶのは不可能です。とりあえず、今日は隣の娘さんに頼みました。
初めて井戸の水を汲んでみると、とても深いので水の入ったバケツを持ち上げるにはかなり力が要ります。
普段は共同水道からたる一杯5FCFA(1円)で買います。でも、最近ラマダンで水道の蛇口を管理している人が仕事をしないので代わりに井戸水を汲んでもらっています。かなり濁っているので最初は抵抗があったのですが、ないよりはましです。フィルタ一でこして煮沸すれば大丈夫です。
とりあえず、水が確保できて一安心。

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