ようこそ!part 1

日ごろ何気なく考えていることや、その時々に思ったことなどを自由に書き込んでいます。

時間
忙しく過ごしていることが多い私にとって、いつもいつも時間ってすぐに経ってしまう感じがします。嫌いなことをやっている時、つまらない時など「早く時間が経って欲しい時」に限ってとても長く感じてしまいます。それでも、時間の過ぎる速さは変らないんですよね。感じ方の違いは時間の使い方によるんですね。
アフリカに行ったらもっとゆったりとした時の流れを感じることができるのでしょうか・・・。

新しい生活
セネガルへの出発を一週間後にひかえ、嬉しい気持ちでいっぱいです。ただ2年間、住み慣れた日本を離れるのはちょっと寂しい気もします。私が帰国する頃には、とりあげた赤ちゃんたちがさらに成長しているんだろうなぁ・・・。
新しい生活を始める時、私はいつもこれまでの自分の嫌な部分もリセットできたらなぁと思っています。
そんなうまい具合に簡単にはいかないのはわかっているけれど、せっかくこれまでと違う生活を始めるのだから、できれば頑張って良い方向に進んでいきたいなぁと思います。変われるチャンスだと思っています。

自分を見つめる
客観視というのはとても重要だと思います。自分が自分を見つめる時、客観視することは難しいです。どこかで自分を養護してしますところがあります。
人からみた自分を知るということは、自分一人きりで考えても思いつかないものに出会えるチャンス。
色んな人たちと接すると、色んな人たちから自分に対する評価がでます。それをどう受け止めるか、どう生かすかが今後の自分の成長に大きく影響するのではないかと思います。
今度はセネガル人たちから自分をみられるんだなぁ。一体私は彼らにどうみられるのだろうか?

頑張れ!
私はよく「頑張って!」という言葉をかけてしまいます。本来この言葉は相手を励ます言葉であると思われていますが、時に頑張っている人に対して余計なプレッシャ-を与えてしまう言葉でもあり、使うのが難しいです。ただ、私が使う時は自分に対しての戒めとしていっていることが実は多いのでは?と思います。相手の頑張っている姿をみて私も元気をもらい、頑張らねばという励みになっています。私が「頑張って!」と言うときは、むしろ私が頑張らねばともがいている時なんだ思います。
(2003年11月30日)

つらいこと
人は楽な道を選びがちであると思います。私もできるだけ楽なほうがいいし、悩みも何もない世界に行きたいなぁと思ったりしています。好きなものを好きなだけ手に入れたい。好きなものを沢山食べたい。好きなことだけをして生きていきたい。好きな人たちとだけ接していたい・・・。そんな願いがもし叶ったとしたら、私はどうなるでしょう?
だめな人間になってしまうかも。私は楽しかった時よりも、苦しかった時の方がより色々と考えさせられて学ぶことが多いと思っています。「二度とこんな苦しいことはごめんだ!」と思っていても、苦しいことや悩み事が一切ないことは今までありません。程度の差はあれ、常に色々なことで悩んでいます。これが人間なのかなぁと思うしかないのかもしれません。
つらいことをどのように乗り切るのかは、人それぞれだし、自分で考えるべきことだと思います。ただ、自分ひとりで苦しんでいた時はどうにもならなかったことでも、友達がただ話しを聴いてくれたというだけで救われるということがあります。この場合、自分のつらいこと(思い)を話すということは、相手にその苦しみから逃れる方法を教えてもらうためではなくて、自分自身が一呼吸おいて自分のすべきことを落ち着いて考えられるということなのだと思います。(2003年12月5日)

生活
セネガルで生活をしていく中で、日本での生活をよく振り返ります。
電気がいつでもちゃんとくる、夜でも明るい生活。水道をひねればきれいな飲める水がでてくる。洗濯は洗濯機のスイッチをいれるだけ。台所もちゃんとある。シャワ-や浴槽がある風呂場・・・。
これまで自分はかなり楽な生活をしていたんだなぁと思います。今は、こちらで不便な生活が当たり前となり、それほど苦には感じません。時々首都にある隊員連絡所に泊まると、お湯のシャワ-があびられます。その時に両手を使って体や髪の毛を洗える喜びを感じ、蛇口をひねると水が出る!など日本では当たり前のことに感激しています。かなり幸せに思えることが増えてかなりとくしている?のかしら。

協力
先日、乗合バスに乗っていたら途中で車が止まりました。何事かと思ったら、事故車を動かす手伝いをするためでした。乗っていた男性達はみな一斉に車から降り、大勢で手伝っていました。後ろから来たバスの乗客も次から次へと降りて手伝っています。動いたら皆車に戻り、また出発しました。
皆が嫌な顔ひとつせずにとても協力的で、セネガル人を見直しました。

サッカ-
セネガル人たちは、かなりのサッカ-好き。うちにはテレビはないが、試合がテレビ放映されていると必ずわかる。まるですぐそこがサッカ−場なのか?と錯覚をおこすかのような大歓声。皆が狂ったように騒いでいます。この元気はどこからくるのでしょうか?大人も子供も皆が一体となってセネガルサッカ-チ−ムを応援しています。

読書
隊員連絡所には沢山の本が置いてあります。これまで活動されてきた先輩方が置いていってくれたものだそうです。一応、貸し出し期間は1ヶ月となっています。任地に持って帰ることができるので久しぶりに読書してみました。読んだのは、五木寛之の『生きるヒント』(角川文庫)です。シリ−ズものです。その中で共感できた部分があるので紹介します。

〜人はすべて心の深いところに、それぞれの<暗愁>を抱いて生きているのではないか。心に重く深い悲しみや憂いを秘めている人ほど、逆に<楽しみ>を強く求めるのではないか。どんなに極楽トンボのように生きていても、実際には<生きる>ということは大変なことなのです。〜

この本には、他にも普段私が何気に考えているようなことが沢山書かれてあり、共感でき読んでいてなんだか気持ちが晴れ晴れとしてきました。やはり、『考える』ことは大切です。こうして色々な本を読んで様々な人の考えや教えなどを吸収し、それをきっかけに自分でもさらに考えを深めることで、少しでも自分が成長できればと思います。

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