つぶやき  Part 2

しばらく休んでいたつぶやき、また復活です。
セネガルに来て1年と2ヶ月。沢山のことを学び、色んなことを感じ、考えてきました。
またちょっと私の独り言を聞いてください。

セネガルからみる日本
遠い国セネガル。ここで暮らしているとなかなか日本の情報は入りにくいと思っていたが・・・幸いネット環境に恵まれているのでほぼ毎日日本のニュ一スを読むことができる。ただ、時には通信状態が悪くなるためそれほど長い時間チェックできるわけではない。停電もかなり多い。
ここで暮らし始めて1年ちょっと、これまで何度日本の殺人事件のニュ一スを読んだことか。特に、最近は少年犯罪が目立つ。しかも凶悪なもの。日本社会はどうなってしまったのか?セネガルの田舎で暮らす子ども達の無邪気な笑顔を見ていると、遠い日本の子供たちの中で起こっている「何か」がとても気になる。
社会の経済的発展、ハイテク化、様々な進展の中で得たものは沢山あるが、同時に失ったものも多い。忙しい毎日の中で、周りの人々との交流が少なくなり、一家団らんというのはほとんど見られなくなった。最近は、食事も一緒にとっていない子ども達が多いと聞いている。情報はパソコンから簡単に手に入れられるようになり、わざわざ人に聞かなくてもよくなった。そこでますます人との接触が減る。自分だけの殻に閉じこもってしまい、そこから出られずに苦しんでしまっているのか?また、そんな姿も周りとの接触が少ないだけに気付かれずにそのままになってしまっているのか?
一体何が幸せなのか?わからなくなってしまう。
私のまわりの子ども達は、私を見かけると両手を広げて抱きついてくる。その時の笑顔はなんとも言えない。村で1日を過ごした日、夕方になると村中の子ども達がボ一ルたった1個でかなり楽しそうに遊んでいた。かつての日本でそうだったように、こちらの子ども達は外で元気におもいっきり笑ったり、おもいっきり声をあげて楽しんでいる。
そんな姿を見ていると、自分を思いっきり表現できる場,、思いっきり甘えられる(頼れる)人の存在というのは必要なのだろうと感じる。

一夫多妻は働く女性にもってこい??
私は一夫多妻制というものが理解できないでいた。勿論様々な理由(ここではあえて書かないが)から、今でも個人的にはあまり良くは思っていない。ただ、こちらで実際にその生活ぶりを見てみると意外な利点があることに気付かされた。
全ての夫婦が上手くいっているわけではなく、夫人同士対立してしまい別居を余儀なくされている家族もある。しかし、うまくいっているところは、お互いの家事を分担している。特に仕事を持つ女性にとっては、別の夫人が子ども達の世話までしてくれるため、安心して職場に向かえるのだ。

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